ヒトガタとケモノたち
外苑前のギャラリー ハウスMAYでの個展が始まった。
今回は久しぶりの新作立体中心の展示だ。
元日に足の指を骨折してしまい、外出出来ないのが幸いして、作品が溜まっていったのだった。絵描きも缶詰作戦って有効なんだな。
絵に見られる
僕が絵を見に行く場所は美術館が多い。絵を見る時はどんな絵か見てやろうと思ったり、無意識に良いとか悪いとか判断しがちではあるが、同時に絵や画家からも見られている事を忘れないように心がけている。見るとは即ちこちらが試されている事でもある。絵に限らず何か未知のものに出会った時、レッテルを貼り、自分の中の数少ない引き出しにしまう事で安心する人と分からないまま楽しめる人、寧ろ分からない事が楽しい人に分かれる気がしている。図像学というジャンルも有るし頭で絵を見る事も決して悪くない。しかし、絵は目で感じるものなのだ。分かる分からないとかで判断する事象ではない。作品を見て、日常の不自由さから解放され自由になれた時、何かの扉が開いた時、よくわからないけど心の奥の方から熱いものが込み上げてくる。そんな瞬間に巡り会いたくて今日も展示室に足を踏み入れる。
エル・キング
初のフルアルバム「love Stuff」を昨年発表した苦労人のエル・キング。
ダミ声好きの僕のヘビーローテーションCDとなっている。
絵を描く時はリピート再生。
歌ってる本人映像見てて思ったのだが、
ブコウスキーの「町でいちばんの美女」ってこんな人なんじゃない?