GLIM SPANKY
最近、仕事中によく聴いているGLIM SPANKY。
「焦燥」のオリジナルバージョンが格好良い。自分は人の声質に過敏な所があり、ヴォーカル入りの音楽を聴く時は、リズムやメロディ構成云々以前に声質が好みかどうかが重要になってくる。自分にとって何か引っかかりの有る絵や音楽というものは、上手いとか下手とかを超えた「やぶれ」を含んでいる事が多い。「やぶれ」とは破綻であり、非整合性であり、偶然であったりで感覚に依る所も大きいので説明し難い。彼女の歌声を聴くと70年代のソウルシンガーの魂の力の復活も感じるのだ。ジャニスのカバーも歌っていて本家にかなわないとしてもジャニスを彷彿とさせるシンガーは中々いないし、その影響は既に血潮に消化済みのように思われるので今後の活動に期待している。